2026年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(熊本県で最大震度7、マグニチュード7.1)の影響により、熊本と鹿児島を結ぶ高速道路網が大きな被害を受け、現在も通行止めが各所で続いています。
この記事では、記事作成時点(2026年8月2日)の情報をもとに、車での鹿児島アクセスに限定して利用できるルート・利用できないルートをまとめました。
まず大切なこと
被災地では今も復旧作業が続いており、道路状況は日々変わります。
この記事の情報を鵜呑みにせず、出発前に必ず後述の公式サイトで最新の通行状況を確認してください。
また、緊急車両の通行確保のため、不要不急の高速道路利用は控えるよう国・NEXCO西日本が呼びかけています。
現在利用できるルート
ルート1:東九州道 広域迂回ルート(福岡・北九州方面から)
鳥栖JCT → 大分道 → 日出JCT → 東九州道 → 清武JCT → 宮崎道 → えびのJCT → 九州道 → 鹿児島IC
(北九州方面からは北九州JCTで東九州道へ)
国土交通省九州地方整備局とNEXCO西日本が案内する正規の広域迂回ルートです。
九州道(松橋IC〜えびのIC間)が通行止めとなっているため、九州を東側から大きく回り込んで鹿児島へ向かいます。
通常の九州道ルートより走行距離・所要時間が増える点に注意してください。
向いている人:福岡・北九州方面から鹿児島へ向かう人。
熊本県内(松橋など)から南下する場合は遠回りになります。
ルート2:国道3号+南九州道 西回りルート(熊本県内から最も現実的)
松橋IC(九州道を降りる) → 国道3号 → 八代 → 南九州道(日奈久IC〜水俣IC) → 水俣
→ 国道3号(未開通区間の代替) → 出水 → 南九州道(出水IC以南) → 鹿児島市
松橋ICから先、九州道は通行止めのためここで一般道に降ります。
国道3号で八代へ向かい、南九州道の開通済み区間(日奈久IC〜水俣IC)にいったん乗り継ぎます。
水俣IC〜出水IC間はそもそも建設中で未開通(開通は令和10年度予定)のため、ここだけ国道3号で接続し、出水ICから再び南九州道に乗って鹿児島市まで向かいます。
被災区間・未開通区間だけを一般道でつなぎ、それ以外は高速区間を活用できるため、熊本県内から鹿児島へ向かう場合は現状もっとも現実的なルートです。
向いている人:熊本市内・松橋方面から鹿児島へ向かう人。
ルート3:フェリー併用ルート(海上迂回)
長崎・天草方面 → 鬼池港(島鉄フェリー) → 天草上島を縦断(車で約1時間) → 牛深港
→ 三和フェリー(約30分) → 蔵之元港・長島町(鹿児島県)
高速道路の寸断を受けて、天草〜鹿児島を結ぶ「三和フェリー」(熊本県天草市牛深港⇔鹿児島県長島町蔵之元港)が公式に迂回ルートとして案内しています。
三和フェリーは記事作成時点で通常運航中です。
車両ごと海上を移動できるため、道路の混雑や被災区間を避けたい場合の有効な選択肢です。
向いている人:長崎・天草方面から鹿児島へ向かう人、道路の渋滞や被災区間を避けたい人。
ルート4:宮崎方面から南下するルート
宮崎道・国道10号など → 都城・えびの経由 → 鹿児島
宮崎方面は熊本県内に比べて地震の影響が比較的少なく、南から回り込むルートとして機能しています。
向いている人:宮崎方面から鹿児島へ向かう人。
ルート5:嘉島JCT→九州中央道→延岡方面(条件付き)
嘉島JCT → 九州中央道(小池高山IC〜山都通潤橋IC) → 山都町 → 国道218号 → 高千穂 → 延岡方面
九州中央道の嘉島JCT〜小池高山IC〜山都通潤橋IC間は、地震直後に通行止めとなったものの、7月29日〜30日にかけて解除されています。
ただし九州中央道は熊本〜延岡を結ぶ構想中の道路で、現在開通しているのは熊本県山都町付近までです。
そこから先(国道218号など)の被災状況は本記事の調査時点で確認できていないため、利用前に必ず最新の道路状況を確認してください。
向いている人:宮崎県北部・延岡方面を経由して南下したい人(要事前確認)。
現状では使えない・推奨できないルート
出発前の参考として、現時点(2026年8月2日)で通行止め・利用不可のルートも共有します。
| ルート | 状況 |
|---|---|
| 九州道 松橋IC〜えびのIC | 通行止め継続中。地震により路面に段差・ひび割れが発生 |
| 国道219号(八代〜人吉) | 通行止め継続中。熊本県内から内陸を南下してえびの方面へ抜ける一般道ルートとして機能していない |
| 南九州道 八代JCT〜田浦IC | 通行止め継続中(区間は徐々に短縮)。八代南IC〜日奈久IC間のみ8月1日から緊急車両限定で通行可能、一般車両は利用不可 |
| 国道445号(熊本市〜人吉市) | 現時点での被災状況が確認できていない。2016年の熊本地震では同路線で落石・岩盤崩壊による通行止めが発生した実績があり、リスクが残る区間として注意が必要 |
「使えない」区間は復旧作業の進捗によって日々状況が変わります。
特に国道219号や南九州道の被災区間は、今後段階的に解除される可能性があるため、出発直前の再確認をおすすめします。
情報確認に役立つ公式サイト
出発前に必ず以下の公式情報で最新状況を確認してください。
道路・高速道路情報
- 国土交通省「令和8年熊本地震 通れるマップ」
- 国土交通省 災害情報
- NEXCO西日本 高速道路の通行止め情報
- アイハイウェイ リアルタイム交通情報
フェリー会社
まとめ
現時点(2026年8月2日)で車で鹿児島へ向かう場合、
- 熊本県内(松橋など)からは「国道3号+南九州道の西回りルート」が最も現実的
- 福岡・北九州方面からは「東九州道の広域迂回ルート」が正規の案内ルート
- 長崎・天草方面からは「三和フェリーによる海上迂回」も有効な選択肢
- 宮崎北部経由で南下したい場合は「嘉島JCT→九州中央道→国道218号」ルートも条件付きで利用可能(要事前確認)
一方で、国道219号(八代〜人吉)や南九州道の一部区間、国道445号などは現時点で利用できない、またはリスクが残るため注意が必要です。
本記事の情報は2026年8月2日時点のものです。復旧状況は日々更新されるため、実際に移動される際は必ず上記の公式サイトで最新情報をご確認ください。被災地では現在も復旧活動が続いています。不要不急の移動は控え、緊急性の高い用務を優先してください。


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